蓮乃 栗鼠さんとのコラボ作品です。
歌詞先行で曲を書くのはあまり経験がなかったのですが、楽しく作曲することができました。
タイトルの「シオン」は「追憶」「あなたを忘れない」という花言葉を持つ秋の花です。
歌詞が切ない雰囲気でしたので、なんとかその雰囲気を壊さないように努力したつもりです。

シオン −ぼくといきた華−  作詞:蓮乃 栗鼠 作曲:snowy*

ライラ画伯

白銀のなかに 
一つ根付いた華の芽
何れ散ってしまうのだけれど
その葉は大きく両手広げた君みたいだった


旅立ち――それは一体何を意味する
きみの瞳の奥には何が映っているんだ
きっと白い白い羽が見えているのだろう
きっとその羽で澄んだ青空へ旅立つのだろう


ぼくは今旅立つ
きみが羽と共に空を往くのなら
ぼくはあの華と一緒に陸を往く 
辿り着く場所は あの海だと信じて




暗闇の中に
一つ舞い降りた粉雪
きみから届いたその雪は
冷たいはずなのに とても温かい気持ちになった


旅立ち――それは一体何の益になる
意味も無く きみもいなくて ただ道を進み 
赦されない罪を背負ってきみの華と共に歩くよ
きみが残したあの華は 今も枯れずに咲いているよ


ぼくは今旅立つ
赦されない罪を償うために   
いつか胸を張って空を飛ぶために
辿り着くGOALは あの海だと信じて



きみは今どの空を飛んでる?
きみは今だれを思ってる?
ぼくはきみに遠く離れた道にいるよ
ぼくはきみをずっと思ってるよ

きみに逢いたいから 何時までも道を進むよ



ぼくは今旅立つ
きみが羽と共に空を往くのなら
ぼくはあの華と一緒に陸を往く 
辿り着く場所は あの海だと信じて


ぼくは今旅立つ
赦されない罪を償うために   
いつか胸を張って空を飛ぶために
辿り着くGOALは あの海だと信じて


ぼくは今旅立つ
きみに 新しい自分に 逢うために――